直近3年で僅か24発の惨状 MLB130本の大砲候補も期待外れ…誤算続きの楽天助っ人野手
MLB130発のフランコは95戦で12発、ギッテンスは出場機会がなかった
楽天は今季70勝71敗2分けで2年連続4位。最終戦まで熱いクライマックスシリーズ(CS)争いを演じたが、あと一歩及ばなかった。近年はなかなか外国人野手が当たらず、今季もマイケル・フランコ内野手が95戦12発、クリス・ギッテンス内野手は出場機会がなかった。
フランコはメジャー通算923試合出場、打率.244、130本塁打の実績を引っ提げて来日。しかし、来日1年目は95試合で打率.221(312打数69安打)、12本塁打、32打点、OPS.644と低調な成績に終わった。
来日2年目のギッテンスは度重なる怪我の影響で1軍出場機会なし。来日1年目の昨季も僅か11試合出場に終わっており、大誤算と言えるだろう。また、巨人を自由契約になり加入した育成のエスタミー・ウレーニャ内野手も支配下復帰はならず。戦力外を通告された。
昨年はホセ・マルモレホスが58試合で7発、ギッテンスが21試合で0本。2021年も同様でブランドン・ディクソンは38試合で4本塁打。ルスネイ・カスティーヨは33試合で1本塁打だった。
過去には“優良助っ人”もいた。リック・ショートは2008年に首位打者。優勝した2013年にはMLB通算434発の超大物、アンドリュー・ジョーンズが26本塁打。ケーシー・マギーが28本塁打、93打点をマークした。2017年にはカルロス・ペゲーロ、ゼラス・ウィーラー、ジャフェット・アマダーの3人が規定打席に到達。2019年にはジャバリ・ブラッシュが33本塁打を放った。
石井一久監督が退任し、新体制で臨む2024年シーズン。2013年以来の優勝に向け、優良外国人野手獲得は“至上命題”となる。
(Full-Count編集部)