佐々木朗希「1か月空いて不安もあった」 3回完全投球を指揮官絶賛「最高のボール」
「不安もありましたけど、いい雰囲気の中でスタート」
■ロッテ 8ー2 ソフトバンク(14日・ZOZOマリン)
ロッテの佐々木朗希投手は14日、ZOZOマリンスタジアムで行われたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ、ソフトバンク戦に先発して3回完全投球を披露した。41球でお役御免となったが、チームを初戦勝利に導き「どうにかいい形で後ろにつなぐことができてよかったと思います」などと語った。
初回、柳田をワンバウンドするフォークで空振り三振を奪うなど12球で3者凡退。2回2死から三森へ162キロを投じ、球場にどよめきが起きた。3回も3人斬りでお役御免。9月17日西武戦以来の“ぶっつけ大役”だったが、最速は162キロ。160キロ超え11球と圧倒した。
「1か月くらい空いたので不安もありましたけど、今日球場でいい雰囲気の中でスタートできたなと思います」と右腕は振り返った。「長い回を投げるとかいつも意識するんですけど、そこを考えずに自分のできることを初回からやって、0点で後ろに繋ごうと思って投げました」と続けた。
吉井監督は「ショートスターターでしっかりゲームを立ち上げてくれた。まだ本調子じゃないと思うが、今の状態で最高のボールを投げてくれた」と称えた。
ファーストステージをクリアすれば、オリックスとのファイナルステージも控える。21歳右腕は「勝ってくれると信じて、自分の出番がきたらいいピッチングができるように」と前を向いた。