放出後に活躍してしまう皮肉 すでにいない交換相手…ヤ軍ファン怒り「傑作のトレードだ」
2022年に手放したモンゴメリーが、プレーオフで快投
■レンジャーズ 2ー0 アストロズ(日本時間16日・ヒューストン)
レンジャーズのジョーダン・モンゴメリー投手は15日(日本時間16日)、敵地で行われたアストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、6回1/3で無失点の好投を披露した。2022年まではヤンキースに所属も、シーズン中にトレードで放出されており、新天地で躍動する姿を見た古巣ファンは「信じられない」「キャッシュマンを解雇せよ」と嘆いている。
2014年のドラフトでヤンキースに加入した左腕は、デビューした2017年に29試合に先発して9勝7敗をマーク。2022年には3勝を挙げ、トレード期限が迫ってカージナルスにトレードとなった。ヤンキース時代は先発ローテの5~6番手などで起用され、プレーオフでの登板機会も少なかった。
2018年にはトミー・ジョン手術を受けたものの、以降は安定してイニングを稼ぎ、カージナルスでもローテーションを維持。今季はトレード期限が迫り、地区首位を争うレンジャーズに呼ばれる形となった。
10月3日(同4日)のワイルドカードシリーズ・レイズ戦では、7回無失点と好投。8日(同9日)の地区シリーズ・オリオールズ戦では4回5失点と崩れたが、同地区のライバルであるアストロズ相手に、チームの勢いをもたらす快投を披露した。
一方、古巣ヤンキースはプレーオフを逃し、モンゴメリーのトレード相手だったベイダーは、今季8月末にウェーバーにかけられ、レッズが獲得に名乗りを上げた。手放した左腕の躍動する姿に、ヤンキースファンたちは「モンゴメリーの呪いが始まる……我々はポストシーズンにさえ行けなかった」「キャッシュマン(GM)が最悪なのは、我々は既に知っている」「またしてもキャッシュマンによる最高傑作のトレードだ」と、痛い放出を嘆いていた。
(Full-Count編集部)