「どんぶりカレー3、4杯」スプーンを手放さず“ぽっこりお腹” オリ20歳の幼少期

オリックス・来田涼斗【写真:小林靖】
オリックス・来田涼斗【写真:小林靖】

オリックス・来田は「どんぶりでカレーを食べてました。3、4杯は軽くいけます」

 プロ野球選手は食べ盛りだった子どもの頃、何を食べて体を大きくしていったのだろうか。大好物はチーズをたっぷりトッピングしたカレーライスだと公言するオリックスの来田涼斗外野手が、当時の“食べっぷり”を明かしてくれた。

 話題を振ると開口一番に「ずっと食べてましたね」。常に何かを口にしていたと言い、「正直、太っていましたよ。中学生になって身長が伸びて、ようやくバランスが取れてきました。だから……ぽっこりお腹でしたね」と笑う。

 好物は「チーズをたっぷりトッピングしたカレー」だと常々公言しているが、それは昔からだ。「こだわりは辛さです。めっちゃ辛いのが好きです」と汗を拭いながら話す。「どんぶりでカレーを食べてました。白米は多めで、カレーは少なめ、チーズをトッピングして食べると、おいしいんですよ。どんぶりで3、4杯は軽くいけます」。話を進めるにつれ、照れる表情がまだ20歳の若武者らしい。

 グラウンドではバット、自宅ではスプーンを手に持ち続けた男には、大きな夢があった。「幼稚園の頃から、ずっと目標を『プロ野球選手になりたい』と言っていました。七夕の短冊にも書いていたみたいで、こんなに前から書いていたんだ……とふと思いましたね。ずっと夢を追いかけることは大切だと思います」。神戸で生まれ育った男は、18歳で1つの夢にたどり着いた。

「小学生の頃からオリックスが好きで、T(-岡田)さんや坂口(智隆)さんを応援していました。今は身近な存在になって、憧れの選手とプレーできる環境に、すごく感謝です。目標があったからこそ、プロ野球の世界に飛び込めたと思います」

 描いた夢は1つじゃない。「憧れを持つことは大事です。でも、まだまだここから頑張っていきたい。(憧れの存在に)寄せていって、最後は追い抜く意識でいます」。“師匠”と仰ぐレッドソックスの吉田正尚外野手も一目置く20歳は、これからもいっぱい食べて、貪欲に大きく育つ。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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