今季も覚醒できなかった“未完の大器” 騒がれて5年…マイナーで無双も問われる真価
エ軍アデルがノッカー募集「僕にゴロを打ちたい人いる?」
エンゼルスのジョー・アデル外野手が、ノックを打ってくれる人を募集中だ。14日(日本時間15日)には自身のX(旧ツイッター)で「(アリゾナ州の)フェニックスに住んでいて、今オフに僕にゴロを打ちたい人いる? 報酬付きだよ」と投稿。アデルは守備面が課題なだけに、ファンの興味を誘っている。
24歳のアデルは今季3Aで、シーズン途中まで本塁打王を争うなど、絶好調。74試合に出場し、打率.273、24本塁打57打点、OPS.961の好成績をマークした。しかし、チーム事情もあってなかなか昇格のチャンスは少なく、7月に昇格するも8日(同9日)に左脇腹を負傷。9月には2本塁打を放ったが、結果的には打率.207、3本塁打6打点、OPS.706に終わった。マイナーでは通算1648打数で95本塁打と結果を残しているが、メジャーでは580打数で18本塁打と、大きな壁にぶつかっている。
昨季まではメジャーでプレーした際、守備ではミスが目立っていた。今季昇格時にはホームランキャッチなどファインプレーを見せるなど、徐々に成長を見せているが、まだ本人は課題を痛感しているようだ。「ゴロを打ちたい人いる?」と投稿したために、ファンからは「内野に移るのか?」とのコメントもあったが、「いや、普段からゴロの練習からまず始めるんだよ」と返信していた。
6月8日(同9日)には今季初打席で飛距離451フィート(約137.5メートル)、打球速度117.2マイル(約188.6キロ)の左越え特大1号ソロを放っており、バッティングの実力は誰もが認めるところ。2019年の有望株ランキングではメジャー14位、2020年はメジャー6位と期待され続けてきたアデルは、世界最高峰の舞台で覚醒する姿を見せられるのだろうか。
(Full-Count編集部)