マイナーで躍動しても…阻まれる“メジャーの壁” 3A本塁打王、トリプルスリーも通用せず

カージナルスのルーケン・ベイカー(左)とエンゼルスのトレイ・キャベッジ【写真:Getty Images】
カージナルスのルーケン・ベイカー(左)とエンゼルスのトレイ・キャベッジ【写真:Getty Images】

カージナルスのベイカーは3Aで打率.334、33発もメジャーでは打率.209

 世界中から好選手が集うメジャーリーグ。その競争は言わずもがな激しい。大谷翔平投手のエンゼルスの同僚であるトレイ・キャベッジ内野手や、カージナルスのルーケン・ベイカー内野手らマイナーで躍動した選手たちも、“メジャーの壁”に跳ね返されてしまった。

 ベイカーは傘下3Aメンフィスで84試合に出場。打率.334(314打数105安打)、インターナショナルリーグ(3A)トップタイの33本塁打、98打点、OPS1.159の好成績を残した。

 そして6月に念願のメジャーデビューを果たしたが、33試合に出場して打率.209(86打数18安打)、2本塁打、10打点、OPS.627。チームの低迷もあって8月半ばから出場機会を増やしたものの成績を伸ばすことができず、シーズンが終了した。

 26歳のキャベッジは傘下3Aソルトレークで107試合に出場して、打率.306(418打数128安打)、パシフィック・コーストリーグでトップタイの30本塁打、89打点、32盗塁、OPS.975をマーク。7月のメジャーデビューを掴んだ。

 同月は12試合に出場するも、8月は3試合、9月は7試合とレギュラーを奪うことはできず。22試合で打率.208(53打数11安打)、1本塁打、7打点、OPS.553に終わった。マイナーで100試合程度の出場でトリプルスリーを達成するような才能の持ち主でさえ、目立った成績が残せないのが現実だ。

 3Aの本塁打王でも苦しんだメジャーの舞台。新星たちが一気に輝き“覚醒”するには、とてつもなく高い壁が待っている。

(Full-Count編集部)

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