岩隈、サイヤング賞投手との投げ合いにスカウト集結!? 「力投で価値を証明」
岩隈「2回からは自分の投球ができていた」
マリナーズの岩隈久志投手は23日(日本時間24日)、敵地タイガース戦で先発し、7回6安打2失点と力投を見せた。112球、7奪三振はいずれも今季自身最多。同点の場面で降板し、3勝目はならなかったが、地元紙によると、2012年のサイ・ヤング賞投手プライスとの投げ合いにはメジャースカウトが大集結し、注目を集めていたという。試合は延長12回にマリナーズが勝ち越し、3-2で勝利を収めている。
地元紙「ニュース・トリビューン」は特集記事の中で「コメリカパークには数多くのスカウトがフリーエージェントとなるヒサシ・イワクマとデビッド・プライスの視察に現れた……そして、彼らは緊迫した投手対決を目にしたのだった」と注目度の高さを伝えた。
リーグ屈指の投手と評価される岩隈とプライスは今季終了後にフリーエージェントとなる。優勝候補とされながら想定外の不振に苦しんでいるタイガースとマリナーズは7月末のトレード期限で、先発ローテーションの主軸を放出する可能性が高まっている。
岩隈は7回2失点、プライスは8回2失点と好投。初回に2点を失った岩隈は記事の中で、通訳を通じて「彼らのバッティングが良かった。(2点タイムリー二塁打を打たれた)ビクトル・マルティネスに投げたのはバックドアのスライダー。悪いボールではなかったけど打たれた。バットを伸ばして、深く運ばれた。2回からは自分の投球ができていた」と語っている。