日本ハム、異彩放った新人たちの1年目 二刀流に逆輸入…期待値“急上昇”の実力派
ドラ1の矢澤は開幕2戦目で初安打、加藤豪将はデビューから10試合連続安打
今季は2年連続で最下位に終わった日本ハムだが、若手の台頭も目立った。投打「二刀流」に挑んだドラフト1位・矢澤宏太投手ら育成を含めて10人が入団したルーキーの1年目を振り返る。
矢澤はキャンプ、オープン戦でのアピールが実り、開幕2戦目に「1番・右翼」でプロ初スタメン。初安打を記録した。4月9日のオリックス戦では山岡泰輔投手から初打点となる適時打、4月30日にはエスコンフィールドでプロ初本塁打を放った。
投手としては5月21日のオリックス戦でプロ初登板。中継ぎでマウンドに上がり、2奪三振含む3者凡退でデビュー登板を飾った。6月2日の巨人戦では、レフトの守備から救援登板もこなしている。
ドラフト2位・金村尚真投手は開幕3戦目(4月2日、楽天戦)でプロ初登板初先発。2戦目の登板となった4月9日のオリックス戦では7回途中2失点で初勝利を挙げた。その後、故障離脱を経て9月22日の楽天戦で1軍復帰。6回2/3を3安打無失点で2勝目をマークした。
矢澤、金村と同じく大卒ルーキーのドラフト5位・奈良間大己内野手はファームで打率.333の好成績。シーズン後半は1軍に定着し、65試合で打率.243、2本塁打、15打点をマークした。
メジャーでの出場を経てメッツ傘下からドラフト3位指名され、「逆輸入ルーキー」として注目を集めたドラフト3位・加藤豪将内野手は5月25日のソフトバンク戦でNPB初出場。10試合連続安打を記録する鮮烈デビューを飾った。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)