数字は軒並み下位、鷹が抱える“悩み” 即戦力指名で解消なるか…12球団唯一の「0」
ドラフトでは國學院大の左腕・武内の1位指名を公表しているソフトバンク
2023年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に開催される。新監督に小久保裕紀2軍監督が就任するソフトバンクは、25日に國學院大・武内夏暉投手の1位指名を公表。今季はチームでは規定投球回に乗った投手がおらず、先発投手の強化は急務。来季に向けて、課題を解決する指名ができるのだろうか。
セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、先発陣全体の成績は軒並みリーグ下位だ。投球回数(792回2/3)はリーグ最少。被本塁打76、9イニングあたりの被本塁打0.78はリーグワースト。石川柊太投手が15本塁打、有原航平投手が13本塁打を浴びた。1イニングあたりの与四球+被安打数を表すWHIPも1.29で両リーグワースト2位で、与四死球、奪三振、被本塁打による投手評価FIP(fielding independent pitching)も3.89で同ワースト2位だった。
勝利数トップは10勝の有原で、続くのがパ・リーグの最年長42歳の和田毅投手の8勝。実績的に期待された石川と東浜巨投手も、それぞれ4勝、6勝に終わり、開幕投手を託された大関友久投手も5勝にとどまった。武内を獲得となれば、即戦力として大きな期待が集まる。
一方、ここ10年のソフトバンクの1位選手を見ると、すでに4人が戦力外となっている。ソフトバンクがどのような戦略をとるのか、指名に注目したい。
(Full-Count編集部)