トラウト+142億円負担 見返りには118発男も…米メディアの“衝撃”トレード案
米メディア「実現を望む突拍子もないトレード案」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手について、米メディアが仰天のトレード案をぶち上げた。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」のジョエル・ロイター氏が「2023〜2024年のオフシーズンにかけて我々が実現を望む突拍子もないトレード案」として報じた。
あくまでも「起こりそう」ではなく「ワイルドな考えを強調」しているというトレード案。それは「ジャイアンツにとっての新しい顔」として、トラウトと9500万ドル(約142億円)で移籍。代わりにエンゼルスは、通算118発の32歳ミッチ・ハニガー外野手、若手のカイル・ハリソン投手とカーソン・シーモア投手を獲得するというものだ。
FAとなる大谷翔平投手が仮に退団するとなれば「エンゼルスはチームとしてリセットボタンを押し、将来の殿堂入り選手であるマイク・トラウトのトレード相手を探すことに目を向けるかもしれないと考えるのは、的外れではない」と指摘。「この32歳は近年、健康を保つことに苦労している。次の7年間でおよそ2億6000万ドル(約389億円)が支払われることになっている」と説明した。ここ3年間で250試合近く欠場している点からも、本領を発揮できていないことは明らかだ。
ジャイアンツは昨オフ、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)やカルロス・コレア内野手(ツインズ)の獲得を狙うも、実現しなかった。交換相手の1人であるハニガーは2024年の年俸が1900万ドル(約28億4000万円)、2025年は球団オプション1750万ドル(約26億2000万円)が付く。直近2年間は怪我の影響で118試合出場に留まっているハニガーの年俸を払うことで、エンゼルスからすれば「より優秀な有望株を見返りとして求めやすくなる」と見ている。
22歳左腕のハリソンは今季MLB.comの有望株ランキングで全体20位。シーモアは今季、2Aで28登板して防御率3.99の成績を残しており「ローテーションの後半を担うポテンシャルを持っている」という。巨額残高を残すトラウトの行方が注目される。
(Full-Count編集部)