中日を退団してまでこだわる“夢” 104億円オファーも…「ずっと待ち続けていた」

自由契約選手として公示されたジャリエル・ロドリゲス【写真:荒川祐史】
自由契約選手として公示されたジャリエル・ロドリゲス【写真:荒川祐史】

米記者のインタビューに応じ「ドミニカに来てからも高いレベル保ってきた」

 中日から自由契約となったジャリエル・ロドリゲス投手が、現在の心境を明かした。全米記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者がインタビュー映像を自身のX(旧ツイッター)に公開。「WBCでもキューバ代表の先発として投げたし、近い将来MLBで先発として投げられる日が来ることを心待ちにしている」と意気込んだ。

 キューバ出身のロドリゲスは、2020年に中日入り。来日3年目の昨季は56試合に登板して防御率1.15、39ホールドで最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。しかし、今春のWBCにキューバ代表として出場後は来日せず、メジャーとの契約を目指しドミニカ共和国に亡命したと報道されていた。

 すでにドミニカ共和国内でトライアウトを行っており、メジャー30球団が視察したという。「自分のキャリアの中で、とても大きな、特別な1日になった。少し緊張したが、(自分の力をアピールできた)自信はある」とうなずいた。

 また「ドミニカに来てからも常に練習を続けてきた。メンタル面でも気持ちを持ち続け、高いレベルを保ってきた。自分のキャリアの中で常に頂点を目指しているし、この日が来ることをずっと待ち続けていた。おかげさまで全てうまくいったと思う」と自信を示した。

 ロメロ記者は過去に、ロドリゲスはメジャーの球団から5年5000万ドル(約74億円)から7000万ドル(約104億円)規模のオファーを受ける可能性があると言及していた。

(Full-Count編集部)

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