2年で1軍登板ゼロの“大誤算” 追加補強連発も最下位…不発に終わった日本ハム助っ人
ガントは2年間で1軍登板なしのまま退団、ポンセ&マルティネスが奮闘した
日本ハムは30日、アリスメンディ・アルカンタラ内野手、アレン・ハンソン内野手、ジェームズ・マーベル投手の退団が決まったことを発表した。今季はシーズン途中でハンソン、マーベルを補強するなど、積極的な動きを見せたが最下位。途中で退団した助っ人も含め、9選手の働きを検証していきたい。
開幕時にはブライアン・ロドリゲス投手、ジョン・ガント投手、コディ・ポンセ投手、コナー・メネズ投手、アリエル・マルティネス捕手、アルカンタラ、育成の王柏融外野手の投手4人、野手3人の体制でスタート。5月にハンソン、6月にマーベルを補強すると、6月末にはガントとメネズが自由契約になった。
投手陣では、ポンセが離脱はありながらも10試合に先発し、4勝5敗、防御率3.66と奮闘。ロドリゲスも防御率は5.09だったが、37登板で12ホールドを挙げた。しかし、ガントに至っては2年間で1軍登板なしのまま退団。メネズは12登板で防御率3.16、マーベルは8登板で防御率2.49もインパクトは残せなかった。
野手陣では、中日から移籍してきたマルティネスが獅子奮迅の活躍。119試合で打率.246、15本塁打、OPS.763の成績を残した。しかし、アルカンタラは41試合で打率.204、4本塁打、ハンソンは39試合で打率.144、4本塁打。王柏融は7月30日に支配下復帰を勝ち取ったが、20試合で打率.238、1本塁打だった。
1年を通して9人もの助っ人が在籍したシーズンとなったが、好成績を残したと言えるのは、ポンセとマルティネスの2人だけだ。もちろん、近年は他球団も含めて外国人選手の活躍が難しくなってきている現状はある。それでも最下位脱出には、彼らの力が必要不可欠。オフにどのような補強があるのか注目だ。
(Full-Count編集部)