元日ハム・マーティン、“苦渋の決断”でマイナー落ち 「彼は素晴らしい」も…
野手陣に故障者続出で…指揮官「降格が正当な理由となるようなことは一切していない」
日本ハムからレンジャーズに移籍したクリス・マーティン投手が3日(日本時間4日)にマイナー落ちした。地元紙はチーム事情を考えてのマイナー降格と伝えている。
今季からメジャー復帰を果たしたマーティンは、ここまで27試合登板で1勝1敗10ホールド、防御率4.13。貢献度は高かっただけに、米メディア「ジ・アスレチック」は「今シーズン、ブルペンから好投をしているにもかかわらず、クリス・マーティンを3Aに降格させた理由はこれだ」とのタイトルで、レンジャーズの決断について解説している。
この日、本拠地アストロズ戦に臨んだレンジャーズはDLから復帰したグスマンが一塁で先発。一方で、グスマンの代わりにマイナー降格と予想されていたルアも左翼でスタメン出場したと、記事では言及している。その上で「それは彼の成績が原因というわけではない。ジェフ・バニスターが火曜日の午後にメディアに語った際に、そのことを実にはっきりとさせた」と伝えた。
バニスター監督は試合前、「グズマンが故障者リストから復帰する。野手に関しては、軽度の怪我を抱えている選手を我々はまだ労わっている状況だ」として、マーティンについては「クリスは、降格されるのが正当な理由となるようなことは一切していない。彼はブルペンから素晴らしい投球をしている」と説明したという。野手に怪我人が続出しているチーム事情から、救援投手のマーティンをマイナーに落とすという“苦渋の決断“だったようだ。
特集では「チームとしては、マーティンに少し休暇を与え、ルアを降格させるのではなく(ロースターに)留めておく方が、気持ち的にもより楽なことだったのだ」とも指摘。いずれにしても、実力でマイナー行きとなったわけではないため、再昇格までそれほど時間はかからなそうだ。
(Full-Count編集部)