巨人阿部監督の猛トレで「毎日3キロ減」 悩む死活問題…秋広が禁断の“暴飲暴食”
秋広は秋季キャンプで連日3キロ減「3キロ減って3キロ戻して」
巨人・阿部慎之助新監督が率いる宮崎での秋季キャンプは第1クール最終日。「ここという時にきつい練習をしたか、しないかで、精神的な強さも弱さも出てくる」と語る“鬼軍曹”の餌食となっているのが、身長200センチの秋広優人内野手だ。ただ、阿部監督が課す猛練習の裏で己の肉体とも闘っているようで……。
「(初日に)3キロ減って3キロ戻して、(2日目も)3キロ減って3キロ戻して。今日も3キロ落ちていると思います」
どこか残念そうに日々の体重の増減を語る21歳。お悩みは痩せやすい体質だ。1月に同僚・中田翔のもとで壮絶な食トレに励んで体重106キロで2月のキャンプを迎えたが、キャンプ中に4キロ減、シーズン中に2キロ減。シーズン中は100キロの大台をキープしてきたようだが、このキャンプは初日だけで3キロ落ちてしまった。「ちょっと前は97キロぐらいしかなかった」。大台を割り、衝撃を受けたようだった。
侍ジャパンにも選出された魅惑の長距離砲にとって、極度の体重減は死活問題。一般的にスポーツ選手は「高タンパク低カロリー」など栄養価の高い食事が推奨されるが、秋広に関しては“暴飲暴食”が解禁されたという。
「気にしてられないです。とりあえず量をぶち込む。栄養士の方にも言われています。最初は(栄養価の高い食事を)食べろと言われていたんですけど、『アキはいいや。量を食べておけばいい』と。体重を減らさないことが一番だと言ってくれているので、何とか頑張っています」
指揮官に目をつけられている秋季キャンプは早出練習から厳しい練習が続いている。ベンチ裏に軽食が用意されているが、思うように食事が進まないようだ。「軽食もずっとあるので、それは大きいですけど、(練習が)キツすぎて1回で多くを食べられない。なんとか回数を増やしています」と“内情”を語る。
「サンドイッチとか差し入れで頂いたどら焼きとか。とりあえずカロリーをぶち込む。とりあえず好きなもの、甘い物を。カロリーをぶち込んでおけば何とかなるという考えです。どら焼き食べてきます!」。何とか体重をキープし、井端弘和監督が率いる侍ジャパンでアピールしたいところだ。