山本由伸が証明した底力「最高傑作」 米国で鳴りやまぬ称賛の声、メジャー争奪戦に拍車
日本S新記録の1試合14奪三振の好投を見せた山本
■オリックス 5ー1 阪神(4日・京セラドーム)
オリックスの山本由伸投手は4日、京セラドームで行われた阪神との「SMBC日本シリーズ2023」第6戦に先発。日本シリーズ最多の14三振を奪い、1失点で完投勝利を挙げた。今オフには、ポスティングシステムでのメジャー挑戦が有力視されており、MLBネットワークのジョン・モロシ記者は「ヤマモトが見せた仕事ぶりは、最高傑作だった。ポスティングされる前にMLB球団に与えた最終的な印象な、衝撃的なものとなった」と絶賛。他にも数多くの米メディアが快投を報じている。
メジャーリーグでは、オフに近付くにつれFA選手についての報道が過熱。多くのメディアがFA選手ランキングでエンゼルス・大谷翔平投手に次ぐ2位に、山本の名前を挙げている。
MLB公式のブライアン・マーフィー記者は、「ヤマモトは試合が進むにつれて、力強さが増していったように思えた」と、右腕の投球を「強烈な投球」と評価。米データ会社「コーディファイ・ベースボール」では、この男は(契約を結ぶ)MLB球団とそのファンたちをすごく幸せにする」と断言した。米メディア「CBSスポーツ」のデイン・ペリ―記者も山本由伸の昨夜の投球は「記憶に残り、なおかつ圧倒的だった」と饒舌だった。
シーズン終盤にはヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが直接視察に訪れるなど、ニューヨークからの注目度も高い。地元放送局「SNY」は「ヨシノブ・ヤマモトがオリックスのために非常に素晴らしい投球をした」、「ニューヨーク・ポスト」も「オリックスのエースは日本シリーズ第6戦で絶対的な珠玉の投球を披露。ヤマモトの争奪戦の開始価格は、6~7年2億ドル(約299億円)程になると見込まれている」と伝えた。
(Full-Count編集部)