巨人阿部監督、実戦練習で打っても「ゼロ円」 吉川ら“快音”も…印象は「特にない」
打者が“生きた球”を見たことが収穫「それだけでいいですよ」
阿部慎之助新監督が率いる巨人は5日、サンマリンスタジアム宮崎で秋季キャンプ初の実戦形式のシート打撃を行った。吉川、湯浅ら打者陣は畠ら4投手から結果を出したが、阿部監督は「印象……特にないかな。ゼロ円です。(ここで打っても)ゼロ円」と語った。
試合で結果を出さなければ意味がない。阿部監督はブルペン投球についても「ブルペンで良かったというのは言わないようにしようと思います。ブルペンエースをいっぱい見てきた。試合で投げてナンボだと思うので。あそこでは一切、評価しない」と語っていた。
「みんな久々だったんじゃないの? それだけでいいですよ」。打者陣が投手の“生きた球”を見ただけで、指揮官にとっては十分だったようだ。
6日の練習はキャンプでは異例の午後スタート。午前中の時間の使い方について、阿部監督は「全て選手に任せて。(午前中から)どうしてもやりたい子はコーチを引っ張ってくれ、と言ったので。来春に向けてお試し期間中」と説明した。何がチームの勝ちにつながるのか。阿部監督がきっちり見極めていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)