巨人・高木勇が「パニック」乗り越え久々の白星 「もう2か月たったのか」
6回2失点で5月24日以来の7勝目、2か月間は「どれが正解か分からなくなっちゃって」
巨人の高木勇人投手が25日、敵地での広島戦で6回6安打2失点と粘りの投球を見せ、約2か月ぶりの7勝目(6敗)を挙げた。シアーホルツに2本塁打を浴びながら、1点のリードを守って降板。救援の山口、マシソン、澤村も好投して巨人は3-2で勝利し、高木に5月24日の中日戦以来となる白星がついた。
試合後、高木勇はヒーローインタビューで、苦しんだ2か月について「いっぱいアドバイスをいただいて、ちょっとパニックみたいな、どれが正解か分からなくなっちゃって」と振り返った。
ただ、「やっぱり今までやってきたきたことを信じてやって、色んな方に本当に『頑張れよ』とか、コーチや監督にすごく応援してもらって、何とか勝つことができたかなと思います」と言う。「もう2か月たったのかなという感じです。確かに勝ててなかったですけど、2か月は早く過ぎました」。苦しみながらも、がむしゃらに進んできた。
「本当に凄い先輩たちだったので、自分はドキドキよりも安心してずっと見てました」。降板後もリリーフ陣に絶大な信頼を寄せていた。ようやく掴んだ7勝目。「ホームランで2点取られちゃったんですけど、自分らしく投げられたかなと思います」。確かな手応えがあった。
「チームに勝ちをつけられるようなピッチングをいっぱいしたいと思います」
残りのシーズンへ向け、完全復活を誓ったルーキー。2か月分の白星を、これから取り戻す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count