源田は先生でもたまらん 夢授業で1000人魅了「夢は西武で日本一」人柄あふれた60分
「所沢市立全小学生応援プロジェクト」で所沢小学校を訪問
西武・源田壮亮内野手が6日、球団の「所沢市立全小学校応援プロジェクト」の一環で所沢市立所沢小学校を訪問。4~6年生の児童約500人を対象に講演し、夢について語った。
子どもたちの大歓声に迎えられユニホーム姿で登場した源田は「この人知っているよ、って子は手を挙げてください」と呼び掛け、ほとんどの生徒が挙手したのを確認すると「よっしゃあ!」とガッツポーズ。一瞬で生徒たちとの距離を縮めた。
“源田先生”は幼少時代はサッカーが好きでJリーガーになりたかったことや、小学5年生までは野球と水泳を両立していたこと、高校入学時は身長158センチと小柄だったことなど、興味深いエピソードを次々と披露。質疑応答では「僕から先生に質問していいですか?」と進行役の教師に夢を問う場面もあり、「ケーキ屋さん」という答えを引き出して喜ばせた。
周囲に頼ることは恥ずかしいことではない、子どもたちからは「すごくパワーをもらった」
源田は夢を実現させる過程で不安、悩みにぶつかった際の解決法も伝授。「1人の力では限界があるけど、それが5人、10人ならすごい力になる。周りに頼ることは恥ずかしいことではない。僕は苦手なことがあれば、どんどん協力をお願いしています」と優しく語りかけた。
約1時間の講演後には、参加できなかった1~3年生の教室まで出向き、約500人の低学年とも笑顔でハイタッチ。児童は「ゲンダ! ゲンダ!」と大興奮し、先生たちも手を差し出して触れ合った。源田は「すごくパワーをもらいました。日本シリーズが終わったタイミングで、ライオンズで日本一という夢をみんなの前で言えてよかった」と充実した笑みを浮かべていた。
○著者プロフィール
湯浅大(ゆあさ・だい)
東京都生まれ。成城高、法大を経て1997年に産経新聞社に入社。サンケイスポーツでサッカー、芸能、野球を担当。主にMLB、DeNA、西武などを取材した。2023年11月からFull-Count編集部に所属。
(湯浅大 / Dai Yuasa)