接戦に弱い広島、23度目の1点差負け… 今季象徴する敗戦
勝負所で犠打失敗…
広島は25日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に2-3で敗れた。2試合連続で1点差負けとなったこの試合は、接戦に弱い今季を象徴するようなゲームだった。
試合のポイントとなったのは4回。2点ビハインドから1点差まで追い上げたイニングだった。
先発の福井は、初回に坂本の2ランで先制を許したが、以後は立ち直り2、3回を無失点。4回表には一死満塁のピンチを迎えたが、ここで高木勇のスクイズがサードへの小フライとなり、三塁走者が戻れずダブルプレーとなった。
その直後のイニングで、先頭打者のシアーホルツが初球をバックスクリーンへ特大の本塁打を放ち、その差は1点となった。さらに一死後に味方のエラーと死球で一、二塁となり、高木勇は明らかに動揺した様子だった。
しかし、この場面で打席に入った福井が、送りバントを失敗。こちらもダブルプレーとなり、同点、逆転のチャンスを逃した。
自らチャンスを潰した福井は、続く5回に失点し、結局これが決勝点となった。相手のバントミスで得た流れを、同じミスで手放す結果となったチームは、今季23度目の1点差負けとなった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count