Gグラブ賞、広島菊池が11年連続の新記録逃す わずか3票差…阪神中野が初受賞で阻む
中野は110票、菊池は107票の大激戦、日本一の阪神から最多の5人受賞
守備の名手に贈られる「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞者が、10日に発表された。注目のセ・リーグ二塁手部門では、阪神・中野拓夢内野手が受賞。広島の菊池涼介内野手は、リーグ記録を更新する11年連続受賞を逃した。中野は110票、菊池は107票とわずか3票差の大激戦だった。
パ・リーグでは、遊撃手部門で西武の源田壮亮内野手が6年連続6回目と連続記録を伸ばした。一方で、7年連続の期待がかかっていたソフトバンクの甲斐拓也捕手は落選。代わってオリックスの若月健矢捕手が初受賞となった。
最多得票は、阪神の近本光司外野手の287票。初受賞は、DeNAの東克樹投手、阪神の坂本誠志郎捕手、大山悠輔内野手、中野、木浪聖也内野手、オリックスの若月、日本ハムの万波中正外野手、ソフトバンクの近藤健介外野手の8選手。チームとしての最多は、38年ぶりに日本一に輝いた阪神の5選手だった。
三井ゴールデン・グラブ賞は、投手は投球回数143回(=規定投球回)を満たすか登板47試合以上、また野手は各ポジションで71試合以上に出場した選手が対象。事前に発表されている有資格選手リストの中から、5年以上のプロ野球取材歴を持つ新聞社やテレビ局などの記者による投票で決定する。