激ムズ打球も簡単処理「うっとり注意」　思わず見ちゃう…パテレ選出の“超たまらん”

パ・リーグ6選手が2023年に披露した好プレーを特集

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルでは、今季を彩った選手にフォーカスする動画を公開中。若き大砲の弾丸アーチ、切れ味抜群の変化球、そして野球ファンにはおなじみ「たまらん」守備など、パ・リーグ主催試合で見せた6選手の好プレーを紹介しよう。

　今季、本塁打王まであと1本に迫った日本ハム・万波中正外野手。今季25本塁打のうち、パ・リーグ主催試合で放ったものを動画で振り返る。特に印象的なのは9月16日のソフトバンク戦。初回に石川柊太投手から先頭打者本塁打を放つと、1-1の同点で迎えた9回には、守護神のロベルト・オスナ投手から特大のサヨナラアーチをかっ飛ばした。

　2年連続3度目の最多セーブに輝いた楽天・松井裕樹投手は、フォークで三振を奪った場面を動画でまとめた。松井裕のフォークは平均球速140キロを超える、まさに魔球。7月16日のロッテ戦では9回、1点差に迫られたところで登板。いきなり連打を許し、打席にはグレゴリー・ポランコ外野手が入った。この日3本塁打と大当たりの大砲相手でも、やはり最後はフォークでバットを振らせ、守護神が貫禄を見せた。

　西武・源田壮亮内野手の特集タイトルは「うっとり注意！　超特選たまらん「15」……2023シーズン好守備まとめ」。どれも難易度が高いはずなのに、源田は涼しい顔でプレーする。俊足自慢のソフトバンク・周東佑京内野手やロッテ・藤原恭大外野手の内野安打を阻止した矢のような送球も素晴らしかった。

　ロッテのポランコは、大声援で揺れるライトスタンドに吸い込まれる一発は壮観だ。古巣・巨人から放った恩返しのホームラン、ZOZOマリンスタジアムの屋根を直撃する超特大弾も必見だ。

　中継ぎとしてチームのパ・リーグ3連覇に貢献したオリックス・山岡泰輔投手は、多彩な変化球の中からスライダーに着目した。キュッと大きく曲がる軌道は芸術的。打者が手を出さずにはいられない、魅惑の「縦スラ」を堪能いただきたい。

　ソフトバンクが誇るリリーバー、リバン・モイネロ投手。今季は7月に左肘手術を受け、来日最少27試合の登板にとどまったが、奪三振率12.04と持ち味は発揮した。ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップと、どの球種でも空振りを奪う「攻撃的な投球」は圧巻だ。日本ハムのアリエル・マルティネス捕手とのキューバ出身者対決は、カーブを振ってしまったマルティネスの表情まで注目だ。