1軍とは「全然違う」 DeNA前2軍監督が語る“仕事”「悪くいうと何もやることない」
DeNA仁志敏久前2軍監督が高橋尚成氏のYouTubeチャンネルに出演した
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新した。ゲストに2021年から今季まで3年間、DeNAの2軍監督を務めた仁志敏久氏が登場。「悪くいうと、何にもやることない」という2軍監督の役割や1軍との違いを語った。
仁志氏は2014年から野球日本代表「侍ジャパン」の内野守備・走塁コーチを務め、2021年からDeNAの2軍監督に就任した。高橋氏から「どうでしたか、2軍の監督」と聞かれると「2軍はね、1軍とは違うな。全然違う」と明かした。
「2軍って絶対に勝てなきゃいけないわけではない。勝ち負けは考えているけど、メンバーも大体コーチが決めているから、っていう感じ。ピッチャーはそれこそローテーション表は決まっているから、試合中にそろそろ替えようかとかは多少あるけど、イニングが決まっている選手もいるから、よっぽど崩れない限り変わらない」
また試合中の采配も、違いが出てくる。「これもまた天秤にかけないといけない。その選手のためになることなのか、チームのためになることなのかという天秤。バントの場面でも、こいつはここは打たせてみようかなとか。やることに全部理由があって、それこそ2軍の選手は打てない選手もいっぱいいるので、勝つばっかりになったら全部スクイズになっちゃうから」と説明した。
3年間の2軍監督を終え、今季限りで退いた。「2軍監督は自分の中ではずーっと不完全燃焼。火種はあるけど燃えない。中間管理職だよね。みんな楽しくやってくれたらいいなと思っていたから」「指導ができなかったのがちょっとな。やっぱ指導したいなって」と本音も。それでも高橋氏から「もしまた2軍監督をどこか(の球団)でやってくれと言われたら?」と聞かれると「やると思う。今回3年やったことを踏まえて、それのステップアップで次に違う形を自分でつくってみたいな」と意欲を示した。