元Dバックス中後悠平がDeNA入団会見「戻れてこれたのは感謝しかない」
背番号91、高田GM「1軍のリリーフ、いいところで投げてもらいたい」
元ダイヤモンドバックス傘下マイナーの中後悠平投手が5日、DeNA球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は91。同席した高田繁GMに左の中継ぎとしての活躍を期待され、「こうやって拾っていただいたんで、感謝の気持ちを忘れずに、しっかり1歩1歩前を向いてやっていきたいと思います」と意気込んだ。
入団テストに晴れて合格し、2年半ぶりのNPB復帰となった左腕。高田GMに「チームが厳しい戦いをする中で、リリーフが苦しんでいるので助けてもらいたい。十分に戦力になるだろう。オールスター後になると思うが、1軍のリリーフでいいところで投げてもらいたい」と期待されると、「年齢も若くないので、しっかり戦力になるように(頑張りたい)」と喜びの表情の中にも決意をみなぎらせた。
DeNA入りについては「迷いなんかなかった。野球を続ける上で声をかけていただけない限り野球は続けられないので、迷うことはなかったです」と話す。「正直、アメリカ3年目ですごく納得がいかないピッチングが続いていて、周りに日本人もいなくて、すごく苦しい日々を過ごした。そしてアメリカを自由契約になった時に、すぐにDeNAさんに声を掛けていただいて、またこうやって日本の球界に戻れてこれたのは感謝しかない。本当にありがたいこと」を感謝の気持ちを忘れなかった。
NPBではロッテ時代に通算3シーズンで37試合に投げ、2勝2敗6ホールド、防御率5.68。ダイヤモンド傘下マイナーでは通算3シーズンで104試合に投げ、2勝3敗6セーブ、防御率2.95の成績だった。
3年連続クライマックスシリーズ出場を狙うDeNAが、混戦セ・リーグを抜け出すためにも、変則左腕・中後の加入が大きなカギとなるかもしれない。
(佐藤直子 / Naoko Sato)