年俸4.6億円→戦力外、巨人捕手は打率1割台に…大型契約最終年に待っていた“結果”
複数年契約最終年だった主な選手たち
2023年シーズンも終わり、契約更改も徐々にスタートしている。好成績を残せば増額が待っているが、成績を落とせば減俸。中でも、チームから大きな期待を受けて複数年契約を結んだ選手は、最終年に怪我や不振に陥れば大幅な減俸が待っている。今季が最終年だった主な選手の成績はどうだったのか。(金額はすべて推定)
楽天の松井裕樹投手は、4年契約で今季の年俸は2億5000万円プラス出来高。昨季は32セーブで最多セーブのタイトルを獲得し、今季も59試合で39セーブ、防御率1.57と好成績を残した。オフには海外FA権を行使しており、今後MLB球団と契約する可能性もある。
巨人の丸佳浩外野手は、5年契約で今季の年俸は4億5000万円。昨季はチーム唯一の全試合出場で打率.272、27本塁打と活躍したが、34歳を迎えた今季は121試合に出場。打率.244、18本塁打、47打点は移籍後ではワーストの成績だった。小林誠司捕手も年俸1億円で、4年契約の最終年だったが、21試合の出場で打率.125に終わった。
坂本勇人内野手は年俸6億円で、5年契約の最終年。昨年は83試合に出場数を減らしたが、今季は三塁の守備に挑戦するなど、後半戦以降復調し116試合で打率.288、22本塁打、60打点と、最終年に巻き返した。
ソフトバンクの森唯斗投手は、年俸4億6000万円で4年契約の最終年だった。契約1年目の2020年には52試合で32セーブを記録も、徐々に登板数が減少。今季は先発に挑戦したが、6試合の登板で2勝3敗、防御率4.60に終わり、戦力外となった。同じく1億6000万円で2年契約を結んでいた嘉弥真新也投手も、最終年を終えて戦力外通告を受けた。森はDeNA、嘉弥真はヤクルトがすでに獲得を発表している。