巨人21歳、鮮烈すぎた「120」 3年目で開花の兆し…FA西川を凌駕する“リーグ1位”
巨人・秋広の「wRC+」は左翼手で120を記録
巨人の秋広優人外野手は今季、初本塁打を含む10本塁打を放ち、飛躍のシーズンとなった。オフには侍ジャパンとして「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」にも出場。身長2メートルの21歳は、データ面でも高指標を叩き出していた。
今季は121試合に出場して、打率.273、10本塁打41打点をマーク。7月には6本塁打を放った。以降は0本塁打に終わったものの、高い潜在能力を発揮し、1軍でも通用することを見せつけた。
セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、250打席以上立った左翼手の中では、打撃に関してリーグの中での傑出度を評価する「wRC+」は120を記録。広島・西川龍馬の112、DeNA・佐野恵太の110を上回った。
セ・リーグの外野手というくくり(250打席以上立った選手)では、wRC+124となり、ヤクルトのドミンゴ・サンタナ、阪神の近本光司、中日の細川成也に次いで4位となる。リーグ全体では108に下がるが、それでもリーグ19位だ。
長い手足で難しいボールをヒットにすれば、弾丸ライナーでスタンドインする強烈な一撃も放った。侍ジャパンも経験し、来季は更なる進化を見せることができるのか。注目が集まる
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。