吉田輝星の移籍の裏で…失点ゼロで無双のドラ7 2人が侍入り、ハム2018年ドラフト

日本ハム・福田俊、オリックスへのトレードが発表された吉田輝星、日本ハム・万波中正(左から)【写真:荒川祐史】
日本ハム・福田俊、オリックスへのトレードが発表された吉田輝星、日本ハム・万波中正(左から)【写真:荒川祐史】

万波、野村が侍ジャパンに選出、福田は29登板で失点ゼロ

 日本ハムは24日、吉田輝星投手とオリックス・黒木優太投手の交換トレードを発表した。“金農旋風”で甲子園を沸かせ、2018年のドラフト1位で入団した右腕は、ここまで1軍で通算61試合に登板、3勝9敗、防御率6.14の成績を残している。ここでは同期入団組の現在地を見てみる。

 吉田は根尾昂投手(中日)の外れ1位で日本ハム入り。4年目の2022年には51試合に登板し、2勝3敗5ホールド、防御率4.26の成績を収めていた。しかし、今季はわずか3登板で防御率9.00と苦しんだ。「5年間優勝に貢献するような活躍ができず申し訳ないです」とコメント。新天地で復活に期待がかかる。

 同年は支配下7人、育成1人を獲得した。4位入団の万波中正外野手は今季、25本塁打とブレーク。終盤まで本塁打王を争った。また、野村佑希内野手も自己最多の125試合に出場。打率は.236ながら初の2桁本塁打となる13本を放った。ともに24歳以下の野球日本代表「侍ジャパン」に選出。「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023」優勝に貢献した。

 3位の生田目翼投手は今季はわずか5登板ながら防御率1.50をマークした。また、6位の田宮裕涼捕手は10試合の出場ながら打率.258。プロ初本塁打も記録し、来季の飛躍に期待がかかる。7位の福田俊投手も29登板で防御率0.00と圧倒的な成績を残した。

 5位入団の柿木蓮投手は大阪桐蔭高時代に吉田率いる金足農を下し夏の甲子園優勝投手に輝いた。2022年には4試合で防御率2.08の成績収めたが、同年オフに育成契約を結び、今季も支配下登録は叶わず、育成再契約を結んだ。また、育成1位で加入した海老原一佳外野手も支配下登録は叶わず、2021年オフに現役を引退した。

(Full-Count編集部)

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