2桁勝利王手のマイコラスにチームメイトも感嘆「彼はオールスター級の働き」
6回7安打2失点と粘投し、7回に味方打線が逆転
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が4日(日本時間5日)、敵地ダイヤモンドバックス戦で2桁勝利に王手をかける今季9勝目をマークした。今季17試合目の先発マウンドに上がった右腕が6回7安打2失点と力投すると、1点ビハインドの7回にチームが逆転し白星が転がり込んだ。
4回2死二塁からジョイに左前安打を浴び、中継プレーで味方の悪送球が絡んで先制点を献上。さらに一、二塁からラムに中前適時打を許しこの回2点を失った。それでも、6回2失点と粘りの投球を見せたマイコラス。味方打線が7回にムニョスのソロ本塁打で追いつくと、その後、打線が爆発。この回、一挙に5得点を奪って試合をひっくり返した。
この日、勝ち越しの適時打を放つなど、5打数3安打3打点と逆転勝利に貢献したトミー・ファム外野手は試合後、試合を中継した「FOXスポーツ・ミッドウエスト」のインタビューで、粘りの投球で勝利を呼び込んだマイコラスを称賛している。チームの勝ち頭となっているマイコラスについて「彼はオールスター級の活躍を、これまでしてきている」とコメント。
さらに、走者を出しながらも2失点に留めたこの日の投球をファムは「今日の登板で、彼の優秀さがありありと伝わったと思う。なぜなら彼は本調子ではなかったと感じているんだ。制球力も彼のベストな状態ではなかった。それでも、彼は僕たちの為にクオリティスタートをしてくれたんだから」と語った。
巨人から移籍し“逆輸入プレーヤー”としてメジャーで大活躍しているマイコラス。際立つ働きぶりに、日に日にチームメイトからの信頼も高まるばかりだ。
(Full-Count編集部)