山本由伸は「唯一の300億円投手」に 評価もレジェンド超え…右腕を待つ空前の巨大契約
2球団でGM歴任したジム・ボーデン氏、山本は「エース級の選手」
ポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を目指すオリックス・山本由伸投手には、多くの球団の関心が集まっている。今オフのFA市場でも大谷翔平投手(エンゼルスFA)に次ぐ注目度だが、複数球団でゼネラルマネージャー(GM)を務めた専門家も、日本が誇る右腕の活躍に太鼓判を押している。
レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボーデン氏が、MLBネットワークのラジオ番組「SiriusXM」に出演した際に山本に言及。WBCで実際の投球を見たといい、「球の押し引きができて、ストライクをコースに投げることができる」と説明した。
さらには今シーズンの成績が山本をより成長させたと話し、「WBCのときは(MLBで)勝つことのできる先発2、3番手の投手だと思っていたけど、今はローテーションのエース級の選手だ」と、25歳右腕の“成長曲線”に驚いていた。
数多の名選手を見てきたボーデン氏の目から見ても、山本の能力は特筆すべきものがあるといい、「グレッグ・マダックス、ザック・ギャレン、ジョージ・カービーが持ち合わせる制球力がある。でも、(山本の)持っているものは彼らより凄い。彼は本物だ」と、サイ・ヤング賞4度を誇る伝説の投手とも遜色ないコントロールを絶賛していた。
番組内では、気になる契約の規模についても言及。「2億1000万ドル(約313億円)から2億1500万ドル(約320億円)の契約を手にする」として、市場に出ているブレイク・スネル投手(パドレスFA)やジョーダン・モンゴメリー投手(レンジャーズFA)より高額な契約を結ぶと予想している。さらには「オオタニ以外で唯一2億ドル(約298億円)を手にするFA投手になるだろう」と続けた。メジャー史上最大の5億ドル(約747億円)規模の契約が見込まれる大谷に次ぐ山本の注目度を再確認していた。
(Full-Count編集部)