山本由伸に3位票すら入れない記者も セは阪神の4人で大混戦…MVP投票の内訳は?
山本由伸に3位票まで入れなかった記者が2人いた
日本野球機構(NPB)は28日、都内で今季プロ野球の総決算となる「NPBアワード2023 supported by リポビタンD」で、今季の最優秀選手賞(MVP)を発表。セ・リーグは阪神・村上頌樹投手、パ・リーグはオリックス・山本由伸投手が受賞した。内訳を見てみると、今季を彩った面々の名前が並んだ。
新聞社、通信社、放送局で5年以上の取材歴を持つ記者が1位から3位票を投票。それぞれ1位に5点、2位に3点、3位に1点が与えられる。有効投票数はセが306、パは267だった。1位票を最も集めたのは、山本で投票数259、投票率97.0%だった。
山本は今季、16勝6敗、防御率1.21、169奪三振の成績を残し、3年連続で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の投手4冠に輝いた。圧倒的な成績でリーグ3連覇に貢献したが、2位票が5人、3位票が1人。2人の記者が3位票すら入れなかった。その他で1位票を獲得したのは、ソフトバンク・近藤健介外野手が5票、オリックス・森友哉捕手が2票。ロッテ・佐々木朗希投手に1票を投じる記者もいた。
パでは、山本が2位の近藤に1000ポイント以上差を付けた一方で、セは大混戦だった。上位4人を阪神が独占し、村上のほかに近本光司外野手、大山悠輔内野手、岩崎優投手が1位票を50票以上獲得した。他にも中野拓夢内野手、大竹耕太郎投手、坂本誠志郎捕手、岩貞祐太投手にも1位票が入った。
阪神以外では、DeNA・東克樹投手が1位票14票、計181点で5位に入った。他にも本塁打王の巨人・岡本和真内野手、打点王のDeNA・牧秀悟内野手、最優秀中継ぎ投手賞の広島・島内颯太郎投手らタイトルホルダーに1位票が入った。
(Full-Count編集部)