西武オーナー「お金は心配しなくていい」 大型補強支援を約束…大砲&抑え獲得を“指示”

西武・後藤高志オーナー(左)と松井稼頭央監督【写真:湯浅大】
西武・後藤高志オーナー(左)と松井稼頭央監督【写真:湯浅大】

西武・松井監督が後藤オーナーへシーズン報告…5位も「よくやってくれた」

 西武の松井稼頭央監督が28日、東京都内で後藤高志オーナーに今シーズンの報告を行った。就任1年目の今季は5位に終わったが、約40分間の会談後に取材対応した後藤オーナーは「1年目として、苦しいシーズンだったと思います。結果的に5位でしたけど、松井監督らしさを出して存分にやってくれたと思います」と語った。

 後藤オーナーはチーム防御率はリーグ2位の2.93だったことに対し、チーム打率は同5位の.233だったことから「課題は野手の底上げ」と指摘。その上で補強について「西武グループをあげてしっかり松井体制をサポートしていく。チーム打率が最終成績と連動した形になったので、1つは大砲クラスのバッターがほしい。抑えのところも補強する必要がある。そこは外国人選手も含めて検討しているところです」と大砲&抑えの補強の必要性を力説。さらに「お金のことは心配しないでいい」とバックアップを約束した。

「若手選手もどんどん起用して、着実に伸びている。そういう意味で高く評価しています。一言で言えば『よくやってくれた』ということです」と後藤オーナーは手腕を評価。それに対し松井監督は「お言葉をいただきましたが、このような成績で終わってしまっているので反省することもたくさんある。来季へしっかり準備していきたい」と2024年シーズンを見据えた。

(湯浅大 / Dai Yuasa)

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