平野佳寿27試合ぶり失点に指揮官が見せた思いやり「彼だって人間だ」
ダイヤモンドバックスの球団新記録を樹立
ダイヤモンドバックス平野佳寿投手が4日(日本時間5日)、本拠地でのカージナルス戦で27試合ぶりに失点し、連続無失点試合記録を「26」で止めた。上原浩治(現巨人)が持つ日本人投手の最長記録にあと1試合と迫ったが惜しくも追いつけず。トーリ・ロブロ監督は、試合後に「彼だって人間だ」と思いやった。球団公式サイトが動画で伝えている。
平野は1点リードの7回に2番手としてマウンドへ上がった。2013年に当時レッドソックスだった上原が作った27試合連続無失点に並ぶことが期待されたが、先頭のムニョスに右中間へ同点ソロを浴びて連続無失点は26試合でストップ。その後もファムのタイムリーなどで失点し、2/3回を3安打4失点(自責1)だった。
試合後にロブロ監督は「非常に確実性のある救援投手だ。長きに渡って、非常に困難な試合でも簡単そうに抑えてみせた。(失点に)もどかしさを感じていることも理解できる。彼は常に素晴らしい結果を望んでいるが、そういうわけにいかないのがメジャーリーグだ。望んでいた結果が得られない時もある」と、平野の働きを称えた。同時に「彼が次の試合でどのような投球をするか興味深い。(また活躍する)準備ができていると確信している」と期待を寄せた。
日本人投手最長記録には並ぶことはできなかったが、メジャー1年目にしてダイヤモンドバックスの球団新記録を樹立した右腕。次回登板から再び無失点記録をスタートさせたい。
(Full-Count編集部)