戦力外で授賞式欠席、2軍タイトルホルダーの悲劇 音沙汰なし…“3冠”も決まらぬ新天地
2軍セーブ王の小林、打点王の和田が授賞式を欠席
今季のプロ野球の総決算となる「NPBアワード2023 supported by リポビタンD」では、第1部で2軍の表彰が行われた。飛躍に期待がかかる選手が並ぶ一方で、各球団から戦力外通告を受け、表彰式を欠席した選手も。元阪神・小林慶祐投手、元楽天・和田恋外野手は去就がいまだ発表されていない。
2016年ドラフト5位でオリックスに入団した小林は阪神移籍後の2021年には22試合で防御率2.25の好成績を収め、翌2022年も10登板で防御率1.59だった。今季は2軍で39試合に登板し、防御率3.20、16セーブを挙げ、セーブ王に輝いたが、1軍になかなか呼ばれず。わずか1試合の登板で戦力外となった。
和田も2軍で105試合に出場。打率.289、16本塁打、71打点で打点王に輝いた。長打率.515、OPS.876でリーグ1位を記録するなど、強打者ぶりを見せていたが、1軍ではデビュー後、最少となる2試合の出場。打率.200(5打数1安打)、0本塁打、2打点に終わった。
両者はともにトライアウトを受験せず。戦力外通告を受けてから約2か月が経過したが、去就は発表されていない。新天地を見つけ、再びNPBに返り咲きすることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)