12球団トップの「1.5」…自由契約になった“お宝右腕” 終盤戦に見せた激変した姿
ロッテのカスティーヨは49回を投げて与四球わずかに3だった
ロッテのルイス・カスティーヨ投手は来日1年目の今季、12試合に登板し3勝3敗1ホールド、防御率3.12の成績を収めた。1日に公示された、保有者名簿から外れ、自由契約に。SNSではファンから「残留してくれ」「残さなきゃ……」と心配の声が上がっている。
今季のカスティーヨは前半戦こそ苦戦。3月は1登板で防御率9.00、6月も3試合に登板し、1勝2敗、防御率6.75だった。それが後半戦から劇的変化。35回2/3を投げ、防御率1.77、被本塁打はゼロだった。
今季の成績をセイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータをもとに見ていくと、40イニング以上を投げた選手の中で、与四球率1.5%で12球団トップの数値。49イニングを投げ、わずかに3個だった。
また、与四死球、奪三振、被本塁打による守備に影響されない投球の評価を示す「FIP」は2.47。リーグ6位の成績だった。ロッテはほかにも本塁打王を獲得したグレゴリー・ポランコ外野手、最優秀中継ぎ投手賞を獲得したルイス・ぺルドモ投手も自由契約に。来季の助っ人補強が急務となっている。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。