鷹・嶺井は2.8倍増の7500万円 移籍1年目は打率.206…悲壮な決意「迷惑しかかけてない」

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・嶺井博希【写真:藤浦一都】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・嶺井博希【写真:藤浦一都】

2700万円から4800万円増でサイン「ルーキーみたいな気持ちでは生きていけない」

 ソフトバンクの嶺井博希捕手が5日、PayPayドームで契約更改交渉に臨んだ。来季年俸7500万円(金額は全て推定)でサインした。DeNAから国内FA権を行使して、移籍した1年目。今季の年俸はDeNA時代、2022年の2700万円が適用されていたが、ソフトバンクとは4年契約を結んでいる。来季の年俸では、4800万円アップすることになった。

 今季は44試合に出場して打率.206、2本塁打、6打点。甲斐拓也捕手が139試合に出場する中、主に2番手の捕手としてチームを支えた。「試合数では、ホークスに呼んでもらって、チームに迷惑しかかけていない。個人としてももっと試合に出て、結果を求めていきたい」と、表情は晴れない。充実感というよりは、反省が色濃いシーズンとなってしまった。自主トレは松田宣浩さんのもとで行う予定だ。

 会見では「来年が大事になる」と誓う。「ルーキーみたいな気持ちでは生きていけない。1年を戦う中でもそういう選手(支えるような選手)が必要。若い選手にそこになってもらっても困るので。そういう部分を補っていければ。来年がダメならその先に明るいことは見えないと思うので、来年は結果にこだわりたい」と、自分自身の役割を強調していた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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