最下位から巻き返しへ…ドラ1放出いとわぬ“怒涛の補強” 中日&ハムが挑む勝負の1年

中日・立浪和義監督(左)と日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史、矢口亨】
中日・立浪和義監督(左)と日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史、矢口亨】

中日は野手を5人獲得、ハムは吉田輝星をトレードで放出

 今季のプロ野球ではセ・リーグが中日、パ・リーグでは日本ハムが2年連続の最下位に終わった。監督はともに2年目だった立浪和義監督と新庄剛志監督。勝負の3年目となる来季に向け、ここまで大忙しなオフとなっている。

 中日は今季、リーグワーストとなる390得点、71本塁打、打率.234で打線が湿っていた。現役ドラフトで加入した細川成也外野手が球団13年ぶり20本塁打となる24本塁打を記録したが、期待されていたアリスティデス・アキーノ外野手もわずか1本に終わり、ダヤン・ビシエド内野手もキャリアワーストの打率.244、6本塁打に終わっていた。

 今オフは打者の積極補強に動いた。元巨人の中島宏之内野手や元ソフトバンクの上林誠知外野手ら実績組を獲得。さらに巨人から自由契約となっていた中田翔内野手との契約に成功した。ほかにも元阪神・山本泰寛内野手、育成で板山祐太郎外野手といずれも野手を補強した。

 日本ハムも最下位脱出へ本気モードだ。昨オフもシーズン前に3つのトレードを敢行するなど積極補強を行っていたが、2年連続最下位に沈んだ。新球場も2年目、何としても巻き返しを図りたい。

 オリックスからFAとなっていた山崎福也投手を獲得。さらに身長196センチの長身右腕パトリック・マーフィー投手との契約も締結した。トレードで吉田輝星投手を放出し、黒木優太投手を獲得。また、台湾の剛腕18歳、孫易磊投手とも育成ながら異例の4年契約を結んだ。また、巨人から戦力外になっていた鍵谷陽平投手も古巣復帰となった。

 ここまで積極補強を見せている2球団。8日には現役ドラフトもある。新たな補強はあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY