山本由伸の価値上昇…10年429億円の可能性 “先輩”らが引き上げた日本人投手の評価
MLBネットワークの番組「山本の市場がヒートアップしている」
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す山本由伸投手の争奪戦が、10年3億ドル(約429億円)規模となる可能性が出てきた。MLBネットワークの番組「MLB Now」が「ヤマモトの市場がヒートアップしている」として伝えた。
エ軍の一塁ベースコーチに就任するボー・ポーター氏は「間違いなく(3億ドル)もらえる。数々の映像を見た印象では、彼はエース級の一流の投手だ。MLBでの先発投手の割増価値を思うと、年2700万、2800万、3000万ドルのレベルだ。そして25歳で、契約の長さに恐れをなすチームはほとんどない。質の高い先発投手だし、25歳だからだ」と高く評価した。
メッツなどで活躍したメジャー通算136勝のロン・ダーリング氏も「若さともう1点は、日本人投手がこちらでかなり成功しているという点だ。去年千賀がメッツで成功し、チームで最も良い先発投手となったことで、(日本野球からMLBに)転換できることが証明された。日本の才能ある先発投手はMLBに来ると、ボールが違っても、ピッチングの仕方を変えなくてはならなくても、登板間隔を変えなくてはならなくても、成功に転換できる」と過去の例を挙げた。
ポーター氏は「いい投手は国もユニホームも街も関係ない」とも。日本が誇るエースの価値は上がる一方だ。
(Full-Count編集部)