結果出しても開かぬ門戸…合格率わずか3% 例年以上に厳しいトライアウトの現実

オリックス入りした井口和朋、新潟入りした高山俊、ロッテ入りした吉田凌(左から)【写真:荒川祐史】
オリックス入りした井口和朋、新潟入りした高山俊、ロッテ入りした吉田凌(左から)【写真:荒川祐史】

トライアウト組からNPBに復帰したのは吉田と井口のみ

 2023年の「12球団合同トライアウト」が行われ、約3週間が経過した。独立リーグやファーム参入球団でプレーを続けることになった選手は多いものの、受験者でNPB復帰となったのは現時点で2人のみ。“合格率”は3%となっており、例年以上に狭き門となっている。

 11月15日のトライアウトを受験した59人から、結局NPBが獲得したのは吉田凌投手(テスト経てロッテ育成)、井口和朋投手(オリックス育成)の2選手のみとなっている。その他の選手は「ハヤテ223」「オイシックス新潟アルビレックスBC」などのファーム参入球団や社会人、引退を決断した選手もいる。

 阪神を戦力外となった高山はシート打撃で2安打、元オリックスの園部佳太内野手は3安打と結果を残したが、NPB復帰はならず、オイシックス新潟に加入する。

 昨季は49人の受験者の中でNPB復帰は4人。三ツ俣大樹内野手(前中日)がヤクルト、西巻賢二内野手(前ロッテ)はDeNA、渡邊佑樹投手(前楽天)は育成でソフトバンク、上野響平内野手(前日本ハム)が育成でオリックス入りして、“合格率”は約8.2%だった。今季はさらに厳しい結果となっている。

(Full-Count編集部)

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