大谷翔平への“惜別の花束” 失意のエ軍本拠地…一変した光景「終わってしまった」
ドジャース移籍発表からわずか数時間…エンゼルスが“別れの一歩”
FAとなっていた大谷翔平投手がドジャース移籍を発表した9日(日本時間10日)、6年間過ごしたエンゼル・スタジアムには惜別の空気が流れていた。球場外周の地面に埋め込まれている大谷の名前が入ったプレートの横には、感謝と惜別の意を示すような赤い花束。夢の時間の終わりを告げていた。
世界を駆け巡った「大谷ドジャース入り」の一報からわずか数時間。エンゼルスの本拠地はこれまでの思い出を噛み締めるように、未来への一歩を踏み出した。スタジアム外壁に掲示している大谷の巨大写真を重機を使って撤去。空白となったひと区画は、そのままエンゼルスファンの心にぽっかり空いた穴を表しているようだった。写真がなくなっただけで、空気は一変していた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者も、自身のX(旧ツイッター)でスタジアムの光景を紹介。写真が撤去されたことに「とても非現実的だった」と寂しさを綴った。
ファンも様々な思いが去来したようで「エンゼルスでのショータイムはもう終わってしまったんだ」「オオタニファンにとっては、エンゼルスでの6年間は一生に一度の思い出だろうし、誇りに思っているだろう」「悲しいよ」「これはビジネスだ」と言葉を並べた。