大谷翔平のド軍背番号は…本命「17」を若手内野手に“譲渡”? 空き番「11」の可能性も
MLB公式サイトで「17」は若手バルガスに…過去に大谷は「こだわりない」と発言
エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ドジャースと契約を結ぶことで合意したと発表した。10年総額7億ドル(約1014億円)の超大型契約で、プロスポーツ史上最高額となる。球団からの正式発表は身体検査の結果待ちと見られるが、次の注目は“背番号問題”か。
大谷の背番号と言えば、エンゼルス時代に付けた「17」の印象が強い。ドジャースは今季まで17番を付け、再契約した救援右腕ジョー・ケリーに大谷への譲渡を依頼。35歳のベテラン右腕は快諾したという。ケリーの妻、アシュリーさんも快く受け入れており、「17」は本命視される背番号と言える。ただ、MLB公式サイトでは24歳のミゲル・バルガス内野手が17番。これは何を意味するのか……。
それでは、他の背番号はどうか。日本ハム時代に付けていた「11」は34歳のミゲル・ロハス内野手が今季付けていたが、MLB公式サイトの選手紹介ページでは背番号「19」に。日本のエースナンバー「18」も“空き番”となっている。エンゼルス時代のイメージを変えるべく、違う背番号を選択する可能性もゼロではなさそうだ。将来の殿堂入りが期待され、FAとなった左腕クレイトン・カーショーの22番も空いている。
「16」は正捕手スミス、「34」など計12個が永久欠番に
ちなみに、野球日本代表「侍ジャパン」で付けていた「16」は正捕手ウィル・スミスが2019年から付けている。なお、ジャッキー・ロビンソンの「42」をはじめ、トミー・ラソーダの「2」、サンディー・コーファックスの「32」、フェルナンド・バレンズエラの「34」など計12個の背番号が永久欠番となっている。
メジャー球界では実績のある選手へ背番号を譲ることは十分に可能性がある。ただ、大谷は今年1月に行われた侍ジャパン先行メンバー発表の会見で「僕は背番号にこだわりはないですし、偉大な先輩方にいい番号を付けていただけたらなという感じですかね」と話している。そして、選手の移籍が多いからか、米国では日本ほど背番号について大きく報じられないのが現状。実際、MLB公式サイトの選手紹介ページで“しれっと”伝えられることが多い。
大谷がドジャースとの契約合意を発表した直後。本拠地ドジャースタジアムのグッズショップには「OHTANI 17」と入れたカスタムユニホームを買い求めるファンがいたが、2人目が作ったところで急遽、中止となった。球団関係者によると、まだ正式発表されていないからだという。
ドジャース・大谷の17番ユニホームを最速ゲットしたのは、ドジャースタジアム近くに住む弁護士のエリック・スワトスキーさん。幻のユニホームとなってしまうのだろうか。