メッツ名手のミラクル“素手キャッチ”が再び脚光 「史上最高キャッチ」
メッツ一筋17年のスター三塁手デビッド・ライト
メジャーの歴史に刻まれる伝説の「素手キャッチ」プレーが再び脚光を浴びている。地面ギリギリのところでボールを掴んだのは、グラブではなく利き腕の右手だった。メッツ一筋で2度のゴールドグラブ賞に輝いたデビッド・ライトの超美技を、MLB公式インスタグラムが公開した。
2005年8月9日、敵地パドレス戦。3点ビハインドの7回1死走者なしの場面。ブライアン・ジャイルズの打球は三塁を守るライトの後方へフワリと浮いた。打球に背を向け全力で落下地点を目指したライトは、打球を目で追いながら右手を伸ばし素手でキャッチ。勢いそのままグラウンドに倒れこんだが、右手からボールを離すことはなかった。
MLBの公式インスタグラムは、5日(日本時間6日)に「#TBT(ThrowBack Thursday)」の企画で、この動画を投稿。米国で近年定着している「木曜日に昔を振り返ろう」という趣旨の“イベント”だ。
動画には、ミラクルなプレーに「これは呆れるほどにスゴイよね?」とコメントを添えている。伝説的なプレーを見たファンからは、腰と右肩の怪我からの復帰を目指すも、2016年以来メジャー出場から遠ざかっているスター三塁手を懐かしむ声が上がった。
「なぜこのプレーを今まで見たことがなかったんだろう?」
「あれが私たちのキャプテン(デビッド・ライトの愛称、キャプテン・アメリカ)なんだ!」
「The Goat(Greatest Of All Time/史上最高)」
「私のキャプテンが恋しい」
「キャプテン」
「気に入ったけど、見るのは初めて!」
「ビンテージ・デビッド」
「デビッド・ライトのことがすごく恋しい。私のお気に入りの野球選手」
「このプレーを昨日のことのように覚えている」
「古き良き時代」
「レジェンド」
「ニューヨークの街が見てきた中で最高の内野手」
「メッツ史上最高の選手」
「史上最高キャッチの1つ」
オールスターにも7回出場するなど、まさにメッツを代表する人気を博したライト。怪我から復帰までの道のりは長いが、今もなおファンからは愛され続けている。