戦力外の“お宝”大獲得…332盗塁の韋駄天ら実力者も V奪回へ、ヤクルト進める積極補強
現役ドラフトで北村拓…実績ある西川や嘉弥真らを獲得した
2年連続リーグ制覇から一転、ヤクルトは今季5位に沈んだ。借金26で最下位・中日とはゲーム差なし。チーム打率.239はリーグ5位、防御率3.66はワーストだった。巻き返しへ、このオフの補強状況を検証する。
実績ある選手を複数獲得した。その1人が楽天を自由契約になった西川遥輝外野手だ。日本ハム、楽天で計13年プレーし、現役最多の332盗塁。タイトル4度の韋駄天だ。2021年にノーテンダーとなり、楽天2年目の今季は35試合で打率.181に終わったが、まだ31歳。老け込む年ではないだろう。
投手ではソフトバンクを自由契約になった左腕・嘉弥真新也が加入した。通算463登板で136ホールド。左の中継ぎとして貴重な働きを続けた。今季は23登板で防御率5.25も、昨年は56登板で28ホールド、防御率0.99と無双を誇った。同じくソフトバンクを自由契約になった増田珠内野手は内外野をこなせる。
現役ドラフトでは巨人から北村拓己内野手を獲得した。亜大から2017年ドラフト4位で入団し、通算176試合で6本塁打、打率.216。二遊間を含め内野ならどこでもこなせるユーティリティで、野手の層を厚くする存在だ。
外国人ではミゲル・ヤフーレ投手を獲得した。ベネズエラ出身の25歳右腕で、MLBでは通算19試合で1勝3敗、防御率7.58。マイナーでは通算22勝27敗、防御率3.56を記録している。今後は特に投手陣においてどんな補強を展開していくだろうか。
(Full-Count編集部)