戦力外ベテランが6年ぶり復帰 163キロ右腕&驚異の“奪三振率”左腕も加入…西武の補強
炭谷銀仁朗は6年ぶり復帰、ジェフリー・ヤンはマイナーで奪三振率「16.1」
西武は今季65勝77敗1分けで5位に終わった。今オフは国内フリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高内野手ら主力選出の流出が見込まれる。来季巻き返しへ補強は進んでいるのか、検証する。
炭谷銀仁朗捕手の6年ぶり復帰が決まった。2005年高校生ドラフト1巡目で入団した36歳は2018年オフに巨人へFA移籍。2021年途中にトレードで楽天に渡った。今オフに戦力外通告を受け古巣へ。若手が多い西武捕手陣は炭谷の加入でどんな変化が起きるか。
現役ドラフトでは広島から中村祐太投手を獲得した。2013年ドラフト5位で入団し、2017年には先発で5勝を挙げるなど、通算42登板で11勝15敗、防御率4.60の成績を残している。直近3年間は未勝利だが、新天地で復活なるか。
外国人補強も積極的だ。フランチー・コルデロ外野手は右投げ左打ちの29歳。メジャー通算251試合出場で打率.217、27本塁打、87打点、OPS.679。今季はヤンキースで24試合、打率.188、6本塁打、13打点、OPS.690だった。
アルバート・アブレイユ投手は28歳右腕。最速101.3マイル(約163.0キロ)を誇り、今季はヤンキースで45登板、2勝2敗、防御率4.73。メジャー通算108登板で6勝5敗1セーブ、防御率4.58をマークしている。最速159キロ左腕のジェフリー・ヤン投手はドニカ共和国出身の27歳。今季はマーリンズ傘下でプレーし、57イニングで102奪三振を奪い、奪三振率は驚異の「16.1」だった。ともに救援が見込まれ、課題のブルペン陣は強化されそうだ。
育成ではドミニカ共和国出身のビクター・ロペス投手、アンソニー・ガルシア外野手と契約した。ロペスは193センチ、102キロ。ガルシアは198センチ、115キロの巨漢だ。今季127試合に出場したデビット・マキノン内野手も退団が決まり内野陣は手薄になっており、更なる補強にも注目が集まる。
(Full-Count編集部)