山川の人的補償は…鷹のプロテクト28人を独自予想 巨大戦力だからこそ漏れる“お宝”
武田翔太、三森大貴、柳町達らが漏れる結果に
西武から国内フリーエージェント(FA)権を行使した山川穂高内野手が、ソフトバンクに移籍することが発表された。本塁打王3度、通算218本塁打を誇る大砲の加入は、4年ぶりV奪回を目指すチームにとっては大きな補強となった。今後注目されるのが、西武への補償だ。
山川の今季年俸は2億7000万円(金額は推定)で、金銭または人的補償が必要なAランクの選手とみられる。西武が人的補償を選択した場合、ソフトバンクは今秋ドラフトで指名した新人選手や外国人選手を除く支配下選手から28人までプロテクトできる。今季の働きや将来性を考慮し、Full-Count編集部では独自のプロテクト枠28人を予想した。
投手は13人。今季チーム最多先発の石川柊太、42歳の和田毅、チーム最多10勝の有原航平、松本裕樹らブルペンを支えた面々をプロテクトした。その結果、武田翔太が外れることに。今季は29登板(2先発)で防御率3.91だった。
捕手は甲斐拓也ら3人。今季FA移籍した嶺井博希を外した。内野手は6人。今季3年目で15試合に出場した井上朋也をプロテクトし、三森大貴を外した。三森は今季102試合で打率.260をマークしている。
外野手では実力者と共に、大卒2年目の正木智也や高卒3年目の笹川吉康らを加えた。結果、今季116試合出場で打率.257の柳町達を外した。この3年間は優勝から遠ざかっているとはいえ、2017年から4年連続日本一を達成した実力球団。プロテクトから漏れる選手にも実力者が多く、“宝の山”といえそうだ。