ロッテ加入の愛斗が入団会見「守備に絶対的自信」 吉井監督も期待「長打力不足解消を」

入団会見を行ったロッテ・愛斗【写真:町田利衣】
入団会見を行ったロッテ・愛斗【写真:町田利衣】

移籍の連絡には「『あ、ロッテに行くんだ』くらいで…」

 現役ドラフトで西武からロッテに移籍した愛斗外野手が18日、ZOZOマリンスタジアムで入団会見を行った。背番号は「50」に決定。新天地で迎えるプロ9年目に向けて「またイチから、1年目の気持ちで頑張りたい」と意気込み、目標は「レギュラーを獲ることです」と宣言した。

 自宅で移籍の連絡を受けた際は「『あ、ロッテに行くんだ』くらいで。そこからロッテで頑張ろうとすぐに思いました」とさほど驚きはなかったという。「守備面では絶対的な自信が自分の中にあるので、そこの信頼を得てから、打撃でも少しでも貢献できるようにやりたいと思います」と話した。

 同席した吉井理人監督は「彼のプレーをライオンズ時代から見ていて、すごくハッスルプレーの選手で、マリーンズにもフィットすると思っている。来季はZOZOマリンスタジアムで思い切り暴れて欲しいと思っています」と期待。選んだ理由については「1番は長打力があるということ。長打力不足でいつも悩んでいるので、そこを解消してもらえる打者だと思っています」と説明した。

 花咲徳栄高から2015年ドラフト4位で西武に入団。2017年に1軍デビューし、昨季は自身最多の121試合に出場して打率.243、9本塁打、28打点をマークした。そして今季、開幕スタメンと掴むなど序盤は1番打者として定着しかけていたが、5月中旬以降に調子を落として出場機会を減らして73試合にとどまった。

 2019年のプロ初安打、2021年のプロ初本塁打はいずれもZOZOマリンスタジアムで放った。守備では今季を含めて2度、ライトゴロを記録。今季も3試合ながら打率.385(13打数5安打)をマークした相性のいい球場が新たな本拠地となる。

 強肩と守備範囲の広さは魅力。ロッテは今季、正右翼手を固定できなかたとあって、愛斗が“大化け”する可能性もありそうだ。西村天裕投手(前日本ハム)や石川慎吾外野手(前巨人)ら“移籍組”が大活躍している例もあり、26歳には大きな期待が懸かる。

(町田利衣 / Rie Machida)

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