「全く違う」助っ人が驚いた日本の練習 “筋トレ全盛”の中で山本由伸が見出す勝機
ウエートで体を大きくする選手が多いメジャーリーグ
ポスティングシステムでMLB挑戦を目指す山本由伸投手の“独特な練習方法”に注目が集まっている。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が「ヨシノブ・ヤマモトはどうやって球界で最も切望されたフリーエージェントになったか?」との見出しで特集した。
同記事では、山本が行うやり投げの練習や、独特なストレッチを行う調整法などに注目。パッサン記者は「曲芸師のような正確さで体をくねらせる」と説明し、体の柔らかさに驚いていた。
ドジャースの大谷翔平投手や、パドレスのダルビッシュ有投手はトレーニングで体を鍛え、MLBの世界で生き抜いている。山本は178センチという比較的低い身長に加え、体もさほど大きくないが、独自のトレーニングで日本では他を圧倒するパフォーマンスを披露。同記者も「野球界を困惑させている」と言及した。
同記事の中では、今季オリックスでプレーしたジェイコブ・ニックス投手のコメントを紹介。米国ではウエートで、体を大きくすること、体を強くすることに重点を置いていると主張する一方、日本では「ストレッチやスローをするんだ。彼らはほとんど毎日遠投をする。軽いワークアウトの日でも200フィート(約61メートル)以上投げる。野球のスタイルもトレーニングの仕方も、MLBは全く違うんだ」と、日本独自のスタイルに驚いたようだ。
日本人選手では、イチロー氏が柔軟性を武器に長年プレーを続けた。体格が懸念点とされている山本だが、払拭する活躍を見せることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)