甲子園沸かせたスター、戦力外→古巣復帰も 現役ドラフトは3人、相次ぐドラ1の移籍
西武・宮川はトレードでヤクルトへ移籍
ヤクルトは21日、交換トレードで西武から宮川哲投手を獲得したことを発表した。社会人野球の東芝から2019年ドラフト1位で入団。4年間で127試合に登板したが、今季はわずか7試合で防御率7.16に終わっていた。今オフはドラフト1位の移籍が相次いでいる。
8日に行われた現役ドラフトでは、12人中3人がドラフト1位入団だった。馬場皐輔投手(阪神→巨人)、鈴木博志投手(中日→オリックス)はともに2017年の1位入団。佐々木千隼投手は2016年のドラフトで外れ5球団競合の末、ロッテ入り。今回の現役ドラフトでは、当時くじを外したDeNAに移籍となった。
驚きだったのは吉田輝星投手のトレードか。2018年の夏の甲子園で準優勝に輝き、“金農旋風”を巻き起こした右腕は同年ドラフト1位で日本ハムに入団。2022年には51試合に登板したが、今季はわずか3試合の出場に終わり、黒木優太投手とのトレードでオリックスへ移籍した。
他にも炭谷銀仁朗捕手(2005年高校生ドラフト1巡目)が楽天から戦力外通告を受け古巣・西武に復帰。巨人の鍬原拓也投手(2017年ドラフト1位)は3度目の戦力外通告を受け、ソフトバンクで育成から再出発となった。周囲から大きな期待を浴びて入団した“ドラ1”戦士たち。心機一転、新たな場所で輝きを放てるか。
(Full-Count編集部)