巨人・亀井の4番初弾は京セラDで2年連続のサヨナラ弾 「やりやすい球場」
同級生・内海の復帰戦で貴重な一発、「内海に勝ちはつけられなかったけど…」
巨人の亀井善行外野手が、京セラドームでのDeNA戦で劇的なサヨナラ2ランを放った。同点の延長10回にライトスタンドへ完璧な一発。今月7日に初めて4番に座ってから1本目のホームランは、京セラドームでは2年連続となるサヨナラ弾。チームを5-3での勝利に導いた。
3-2で迎えた10回、1死から坂本が四球で出塁すると、亀井がフルカウントからエレラの直球をライトスタンドに叩き込んだ。打った瞬間にそれと分かる完璧な一発。球場が大歓声に包まれる中、ダイヤモンドを一周した。
「完璧でしたね。勇人がすごく粘ってフォアボールを選んでくれたので、僕もつなぎたいなと思って打席に立ちました」
試合後のヒーローインタビューでは笑みを浮かべながら振り返った。
京セラドームでは、昨年7月のDeNA戦に続く2年連続のサヨナラホームラン。「本当に相性がいいというか、すごくやりやすい球場だと思います。この打順でここに立つのは初めてなので、いいところを見せたいなと思いながらやってました」。4番として初の一発を喜んだ。
この日は、同い年の内海の復帰戦。左腕は7回途中に左もも裏の異常を訴え、降板するアクシデントもあって今季初勝利はならなかったものの、チームには勝利がついた。亀井は「同級生ですし、試合前から緊張して勝ちたい気持ちがあったと思うので、僕達も勝たせてあげたいと思って今日の試合に臨んでました。内海に勝ちはつけられなかったですけど、(チームが)勝って良かったです」と話した。
4番の大仕事で首位ヤクルト、阪神とは1ゲーム差のまま。巨人にとっては貴重な一勝となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count