由伸“争奪戦”に敗れたヤ軍に激怒「受け入れ難い」 惜しんだ35億円…NYメディア酷評
山本は12年約463億円でド軍と合意報道…ヤ軍は10年427億円を提示したとされる
オリックスからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた山本由伸投手がドジャースと契約合意したと21日(日本時間22日)、米メディアが一斉に報じた。契約は12年3億2500万ドル(約462億7800万円)とみられ、争奪戦に参戦したヤンキースは米メディアによると10年3億ドル(約427億1900万円)を提示したとされる。約35億円の差で敗れた格好のヤンキースに、地元メディアは呆れた様子で「受け入れ難い」などと嘆いている。
ニューヨークのスポーツラジオ局「WFAN660」で番組を担当するサル・リカタ氏が、山本を逃したヤンキースに駄目出しだ。「私はメッツには可能性がなかったと感じているが、ヤンキースには(可能性が)あった。だが結局彼らのオファーは、彼(山本)と契約したドジャースどころかメッツの金額にも届かなかった。ヤンキースはここでひとつの機会を逸した」と指摘した。
さらにパドレスからフアン・ソト外野手をトレードで獲得したことを引き合いに「『悪の帝国』が戻ってきたというのなら、なぜヤンキースはオファー額で3位になったことを受け入れられるのか。これは受け入れ難い」と断じた。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のヤンキース専門アカウント「トーキン・ヤンクス」によると、ヤンキースは3億ドル、メッツとドジャースは3億2500万ドルを提示していたという。
批判はまだ終わらない。「(山本に)同額をオファーして負けていたなら私はこんなことは言っていなかった。差は2500万ドル(約35億6000万円)だった。大した額ではない」と主張する。
続けて「彼ら(ヤンキース)は日本に行って彼のノーヒットノーランも見たのに。彼らは背番号18のユニホームも渡していたのに」とも嘆いた。背番号「18」を用意していていたともされるヤンキース。争奪戦に敗れたことにメディアも納得できないようだ。
(Full-Count編集部)