戦力外から続々去就決定の裏で…元ドラ1は引退 もうすぐ越年、未発表選手の行方は?

元阪神・高山俊、元楽天・西川遥輝、元ソフトバンク・高橋純平(左から)【写真:小林靖、荒川祐史、藤浦一都】
元阪神・高山俊、元楽天・西川遥輝、元ソフトバンク・高橋純平(左から)【写真:小林靖、荒川祐史、藤浦一都】

来季からNPB2軍に参入する新潟BC&ハヤテ223にも多くの選手が進んだ

 2023年も間もなく終わりを迎えようとしている。戦力外通告を受けた選手たちが続々と新天地を決めたり、ユニホームを脱ぐ決断を下した。一方で“一つの節目”を前にしても、いまだ去就が発表されていない選手たちがいるのも現実だ。

 今オフは異例のハイペースで新たな球団と契約を結ぶ選手が目立った。その中にはタイトル獲得の“大物”の名前も。最高出塁率2度、最多安打1度の中島宏之内野手(前巨人)は中日、現役最多332盗塁の西川遥輝外野手(前楽天)はヤクルト、2018年セーブ王の森唯斗投手(前ソフトバンク)はDeNAで再起を図る。2015年ベストナインの炭谷銀仁朗捕手(前楽天)は6年ぶりに西武に“出戻り”となる。

 2015年のドラフト1位で、2016年に新人王に輝いた高山俊外野手(前阪神)は、来季からNPB2軍に参入するオイシックス新潟アルビレックスBCに入団。新潟BCにはほかにも薮田和樹投手(前広島)、三上朋也投手(前巨人)らが所属する。同じくNPB2軍に参入する「ハヤテ223」にも、田中健二朗投手(前DeNA)らが入団することになった。

 高橋純平投手(前ソフトバンク)、塩見貴洋投手(前楽天)の“元ドラ1”組は現役引退を決断した。奥村展征内野手(前ヤクルト)は楽天2軍内野守備走塁コーチに、三木亮内野手(前ロッテ)はロッテ2軍内野守備兼走塁コーチに転身するなど、指導者として“第2の野球人生”をスタートさせる選手たちもいる。

 なお昨オフの現役ドラフトで広島から加入するもわずか1年で戦力外となった正隨優弥外野手(前楽天)、今季34試合に出場した伊藤康祐外野手(前中日)らの去就は発表されていない。年末から年始にかけてこれらの選手にも動きが出てくるのか。岐路に立つ選手たちの“決断”が注目される。

(Full-Count編集部)

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