大瀬良も安泰ではない…即戦力が促す新陳代謝 大型補強なしも“不気味な広島”

広島・大瀬良大地【写真:矢口亨】
広島・大瀬良大地【写真:矢口亨】

大型補強なしも新助っ人4選手、ドラフトでは支配下5人中4人の大卒投手

 助っ人の大幅な入れ替えと即戦力中心のドラフトが、どのような化学反応を起こすのだろうか。2023年は新井貴浩監督が就任し、5年ぶりのAクラスとなる2位に躍進を遂げた広島。次なる目標は2018年以来6年ぶりとなる優勝だが、大物の獲得はなし。一方で新戦力がチーム内の新陳代謝を促す可能性も秘める。

 シーズンが終了すると、12球団で真っ先に新助っ人を発掘してくるのが、広島の恒例行事だ。ライアン・マクブルーム内野手、マット・デビッドソン内野手、ドリュー・アンダーソン投手、ニック・ターリー投手が退団。代わってマット・レイノルズ内野手、ジェイク・シャイナー内野手、テイラー・ハーン投手、トーマス・ハッチ投手を獲得し、投打ともに大幅な刷新を敢行している。

 またドラフト会議では、支配下5人中4人の大卒投手を指名。楽天との競合の末に1位指名した常廣羽也斗投手(青学大)、2位の高太一投手(大商大)、3位の滝田一希投手(星槎道都大)、5位の赤塚健利投手(中京学院大)だ。現役ドラフトでは、中村祐太投手が西武に移籍し、楽天から内間拓馬投手を獲得。内間は今季1軍登板がなかったが、最速155キロを誇るなどポテンシャルは高い。

 特に先発ローテーションは激しい争いになりそうだ。2023年の柱となった九里亜蓮投手、床田寛樹投手、森下暢仁投手にハッチと常廣を加えると5人。ここに故障から復帰を目指す大瀬良大地投手や若手の森翔平投手、玉村昇悟投手、遠藤淳志投手らが絡んでくる。ルーキーの高や滝田らも含め、チャンスを掴み取る若手が現れれば、大瀬良や柱の3人も立場は決して安泰ではないはずだ。

 さらにブルペンでは、ハーンや内間らが勝ちパターンに入ってくるかもしれない。2023年は矢崎拓也投手が54試合に登板して4勝2敗、24セーブ10ホールド、防御率2.81。島内颯太郎投手が62試合に登板して3勝3敗、2セーブ39ホールド、防御率2.31で最優秀中継ぎに輝くなど充実。44試合に登板して7勝1敗、1セーブ22ホールド、防御率1.74だったターリーの穴を多くの選手たちが狙っている。

(Full-Count編集部)

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